Zぶろぐ

願わくば世界中に幸せを

そして君は誰かのものになっていた

偶然というものがあるのならば、あれがきっとそうで。たまたまの連続であれがこうでそうなって。

気づけば君のSNSを見ていた。そして君は誰かのものになっていた。

 

その瞬間「え!?」と驚きの声をあげ、そして「まじか」と落胆した。そう、これがきっと僕の本心なのである。

写真に寄せられていた友人からのコメントを読んで実感が湧き、そして日付を確認し、それがわずか1ヶ月前の出来事であることを嘆いた。

その日付に君が友人らに祝われていたとは限らないが、僕はその日その時いつもと変わらない時間を過ごしていたはずだし、おそらくちょうど2回目のインフルエンザにかかって魘されいた頃だろう。

時を同じくして君は白いドレスに身をまとい、生涯で1番綺麗で美しく幸せな時間を過ごしていたかと思うと、やっぱり僕じゃなかったんだなと今更わかりきっている解答に胸が痛くなった。

 

もう一度君から連絡が来るんじゃないかっていう淡い期待は木っ端微塵に砕け散った。

それでいい。君は幸せになってしまえばいい。

 

散々思いを巡らせた後、ようやくこの言葉を指先から放つことができた。

 

結婚おめでとう。