Zぶろぐ

願わくば世界中に幸せを

◻︎1人山形へ

試合再開直後にまさかのアーリークロス
よもや合わせれるわけもなく、慌ててスローインで再開するも、
ホイッスルが鳴らされていた。
その後、何度かパワープレーで抵抗するも、
逆にダメ押しゴールを量産されただけだった。
最後に放ったシュートも、
キーパーの手前に転がり、止まった。
それを見て君は言う。
「ありがとう」と。
ゴールネットには一度も突き刺さることなく、
このまま試合会場を後にするしか術はないのだろうか。

月曜日から金曜日まで、こんなに一週間が早く感じたことはないだろう。
あっという間に時間は流れ、戦局は何も変わらないまま週末へ。
そして僕は1人山形へ。


東京行きの新幹線が雷雨の影響で止まり、
予定していた便を1つ後ろへ変更。
窓から現れた見慣れない景色に、
今日は興奮しそうにない。
ただただ時間が流れ、
科学が生み出した高性能移動マシンに身体を預けていれば、
2時間半足らずで未開の地へと僕を連れて行く。


仕事という言い訳がなければ、この3連休は酷いものだったに違いない。
何が嬉しくて、休日に仕事をしなくてはいけないんだ。
基本スタンスがそんな僕だけど、
このイレギュラーすぎるトラブルに何故か感謝の念が出てきてしまう。
もっと上手に仕事をこなしてしまっていたら、
きっとやりきれない休日を部屋で1人過ごしていただろう。
こうゆう時ばかりプラス思考だから困る。
もっと上手に感情をコントロールできてさえいれば、
きっとこの先に来る夏を楽しみにできていただろう。


あぁ、きっと僕はこんなことをこれまでも繰り返してきたに違いない。
そんな気はさらさらないけど、きっとそうなんだろう。
そう自分に言い聞かせていれば、少しは楽になるとでも思っているんだろう。
先週の日曜日に、この身に起こった受け入れがたい現実と未だに向き合えていないわけだ。
向き合ったら、二度と乗り越えれない気がしてしまう。
二度と立ち直れない気がしてしまう。
二度とやり直せない気がしてしまう。


答えを出さずに、
いや、出された答えを保留ボタンで覆い隠して、
そのまま不通になってしまえばいいとか、
そんな逃げ腰でいる自分が恨めしい。

どうしてそんなややこしいことをしてるかと言えば、
今まで味わったことのない苦しみに飲み込まれてしまうのが目に見えて明らかだからだろう。
そして二度と出て来ることができない気がしてしまう。
こんな感情は初めてだ。

ただただ切に願うは、ワンモアチャンス。



じょーざぶろーでした