□こなす
先日の話。
とある先輩とお茶をした。
2度か3度か、電話でお互いの近況報告のようなことをしていたが、
こうして面と向かって話をするのは2年ぶりくらいだと思う。
尊敬というような堅苦しい風には思ってはいないけれど、無論とても素敵な方。
5つも下の僕の話を親身になって聞いてくれる優しい人です。
一時期僕の周りに溢れかえっていた見栄や派手さを競い合っていたような方ではなく、物事を冷静にとらえ、本物を見極める目を持った、とても真っ直ぐな方です。
1時間ほどではあったけれど、とても有意義な時間を過ごすことができました。
そして、その時に言われた言葉が、とても僕を楽にしてくれました。
「こなすだけでいいんだよ」と。
僕は、ついつい本気になってしまう悪い癖があるようで。
それとは逆に、全く力が入らない時もある。
つまり、何をするにしても、0か100という、柔軟性に欠けた性格、それが僕なんだな、と。
おかげで、好きなことをやっているとき、そして上手くいっている時は、とても充実できるし、楽しむことができる。
でも、そうじゃない時は、後に残る虚しさや疲労感で、自分を必要以上に傷つけてしまう。
僕の辞書は「全力」と「無力」、「勝利」と「敗北」が圧倒的に占めているようです。
「こなす」
この言葉を知ってから、なんだか色々と楽になった気がします。
結果を出すわけでもなく、かと言ってさぼるわけでもなく、
ただただこなす。それだけ。
それだけでいいんだって、なんか凄く心に余裕が生まれてきたのかもしれません。
こういう形でのゆとりの作り方、考えたこともなかったなぁ。
偶然か必然か、ちょっとした目標と言うか、やりたいことができました。
「こなす」ことで生まれる時間と体力の余力を、これに使っていきたいなって、そんな風に考えています。
タバコはちょっとずつ減らしていきます。
少しずつ軽くして、少しずつ本数を減らす。
やっぱり僕には「急に」というのは性に合わないようです。
リバウンドで怪我をするタイプのようです。
すぐ役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。
東大合格を激増させた灘校伝説の教師の授業は文庫本1冊読むだけ
やっぱりこれだな。
確実に、着実に、一歩ずつ進んでいこう。
前に。
じょーざぶろーでした。
んだよ、亡くなられてるじゃないか…。
なんで知らなかったんだよ、バカ。
ご冥福をお祈り致します。
ありがとうございました。