□いつだって原動力
悔しいけれど、今のこの僕がいるのは、間違いなく君のせいだ。
このままじゃいけないって、僕の背中を押したのは君だ。
ずーっと立ち止まって地団駄しか踏めずにいた僕の足を一歩前に踏み出させたのが君なんだから、年が明けて少し歩くスピードが緩まりかけていたのに気づかせたのも君だった。
どれくらいぶりに見ただろう。
存在を確認しただろう。
思い出の中ではなく、今確かにこの時代、時間、社会に君が存在していることを奇しくも自分の目で確認してしまった。
なんてこったい。
でもまぁ、とりあえず、感謝。
だって君はいつだって原動力。
僕はもっと前に進まなきゃいけないし、そのために突き放したんだ。
ここで終わったら、全てが言い訳になる。
ここで止まったら、何もかもが無駄になる。
だったら、その時その時、一瞬一瞬の喜びだけを糧に生きていれば良かったってなる。
そうじゃいけないって、そう決断したはずなんだ。